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アニメに限らず映像作品にも花を演出に使うことは結構ありますよね

ただ花が咲いているではなく

印象的であったり花だけのカット

そのようなシーンは作り手側が意味を込めて描写していることが多いです

よくあるのが病院のベッドから外を見た病人が

「あの木の葉が全て落ちる頃には私の命も・・・」

とか有名ですよね

時代劇ものだと

椿の花が落ちる=死なんかあります・・・

これは椿の花が散って枯れのではなく

突然花の根元からポトリと落ちるので

その様子が人の首に見えるからだそうで・・・

当時のお侍さん達からは縁起が悪いと嫌煙されていたそうです

物語や創作物の世界では特に花全般は色々な演出に使われます

ただの花畑(美しい景色)、だけでなく登場人物の心情を表す比喩表現や

これから起こる物事の暗示など・・・

花が飾られているシーンもそれが何の花なのかで

そのシーンの意味合い等が読み取れたりします

よく使われる手法は飾られている花の花言葉から読み解いていく方法です

花の名前を付けられている登場人物も

その人物がどういう立ち位置のキャラなのかが読めたりします

これは現実の女性の名前にも多いですね

ご両親の好きな花だったり、その花の姿かたちやイメージ、そして花言葉から

その女の子がどんな女性に育って欲しいのか・・・

そういう親の想いが汲み取れます


それらを踏まえてアニメや映像作品に印象的に出てくる花を調べてみると

作品をさらに深く読み解く事が出来て面白い!のです

・・・といっても、なかなか一目見て

「これは○○の花だ!」と確定しずらかったりしますね

ひまわり!朝顔!みたいなのだとすぐ分かりますが・・・

バラも、バラ全体の花言葉以外に色別でまったく意味の違う花言葉が付けられてるので

結構花言葉は奥が深いです・・・

私が最近見ていて花言葉で深読みできたのは

進撃の巨人とヴァイオレット・エヴァーガーデン・・・

「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」

はキャラの名前に花が使われていたり

印象的なアイテムとして花があったりしますが

この物語「花の意味も一緒に考えて欲しい」という作り手側のメッセージがとても強いです

なぜなら花が登場すると必ずと言っていいほど登場人物の誰かがその花の名前を口にするのです

そして一番「花の意味も考えて欲しい」というメッセージが伝わってくるシーン

少佐「ヴァイオレット、・・・ヴァイオレットだ。
成長すれば君はきっとその名前に相応しい女性になる。
君は道具でなく、その名が似合う人になるんだ」

このセリフは「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の4話

名前のなかった少女に名前を付けようとした際

近くでひっそりと咲いていた紫色のスミレを見つけた

ギルベルト少佐のセリフです

スミレは英語でヴァイオレット

そして紫色のスミレの花言葉は「愛」

これを知るだけで少佐のセリフから物語さらに深みが出てきますね


「進撃の巨人」シーズン3

で見つけた印象的な花はヒッチという女性キャラが自分の部屋にいるシーン・・・

ある日ヒッチが淡い恋心を抱いていたマルロは過酷な戦地へ赴いていました

安全な場所である自分の部屋で思い馳せるヒッチ
そのすぐ側には花瓶に活けられた紫と白の花が2輪・・・

このシーンに使われた花は形が特徴的なのですぐに思い当たり花言葉を調べてみました

「アネモネ」
(紫)あなたを信じて待つ
(白)真実、真心

・・・と、言っても花のアップはないのでこれが完全に正解とは言いきれないのですが・・・

おそらくこれで間違いないかと思います

ヒッチは登場したばかりの頃

女性にしては下品で恋愛観や貞操観念が軽いイメージのキャラでした

そんな人が「あなたを信じて待つ」「真実」

・・・なわけですから

ですがその願いは残酷なことに叶いません・・・

アネモネの花言葉は他にも何個かあるのですが

全体的に悲しげな言葉が多いのが特徴です

その中でも「薄れゆく希望」という言葉があります

紫のアネモネは「あなたを信じて待つ」のに

アネモネ自体は「薄れゆく希望」・・・

調べていて思わず「うわ・・・(小声)」と言ってしまいました

なにこれ辛すぎる・・・


・・・と、このように何気なくシーンに添えられる花は調べてみると

新たな発見や解釈ができてちょっと楽しいのです


例えば花を誰かにプレゼントする時

母の日はカーネーションが定番ですが

それに+?α、自分の思いに近い花も入れたブーケをプレゼントするのも素敵ですね

メッセージカードに花の名と花言葉を添えれば完璧!

来年の母の日にぜひトライしてみてください


アリーヴェデルチ